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Author:kodomomiyagi
放射能に向き合って生きていくことを余儀なくされた私達。宮城県南部で、この放射能時代を生き抜くために、ゆるやかにネットワークができました。
代表は味噌づくりのシゲさん、サイト管理は炭やきのミツオ、いずれもヒゲクマですが、味噌、炭、いずれも放射能時代を生き抜くためには大切なもの…。「風の谷のナウシカ」ならぬ、「味噌の谷のシゲ」と「炭の谷のミツ」です。よろしく!

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☆学習会、勉強会、イベントなどのご報告

これまで実施した学習会や映画の上映会などの報告です。


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2012/6/2に開催した村田先生の講演会の報告
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村田三郎医師(阪南中央病院副院長:内科医)は、広島・長崎の原爆被爆者の健康診断や診療、実態調査をおこなう一方、原発の労働者被曝問題に長年関わり、被曝労働に関する労災認定に尽力。低線量の被曝による放射線障害、­内部被曝の危険性に警鐘を鳴らし続けていらっしゃいます。

誠実に緊張してお話しされていた様子が印象的でした。そのお人柄に感銘を受けた方も多かったようです。

下記の箇条書きはすべてを網羅しているわけはありません。
動画もアップしましたのでご覧ください。
講演会と質疑応答で2時間、健康相談会は1時間です。
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・筑波の産総研で2011・3・15、19に測定された放射性核種のスペクトルからすると
バックグランド(いまだ残るかつての大気圏核実験などで拡散された放射能)の約1000倍の濃度の放射性物質が降ったことがわかる。
2012-6-2-1

・福島の県民調査で実施されたWBC(ホールボディーカウンター)による体内の放射能の測定では、検出限界が高いので、あとから発症したとして当時のあなたの検査では不検出でしたと、因果関係を示す証拠にはならない程度の検査になっていて問題がある。検出限界以下だから大丈夫ということにはならない。

・被曝のリスクに閾値はなく線量と影響の度合いが直線状に比例するというのは仮説ではなく、広島長崎の疫学調査から実証された。しかし、御用学者さんたちは認めようとしないので、これらの論文はすべて英文でしか報告されていない。

・広島長崎の原爆の被爆者のデータでは、白血病以外のがん死は20年、30年たってから増えてきている。今も増え続けている病気もある。

・広島長崎の場合、爆心地から3,5キロ地点でだいたい1ミリシーベルトの被爆量になる。3年前から、3,5キロ未満の地域で被爆した人がガンや白血病になれば、国も原爆との因果関係を認めるようになってきた。つまり1msv以上でガンや白血病になれば原爆症と認定される。1msvはこのレベルの数字。40年、50年と運動を続けてきた結果でのこと。

・原発現場の労災認定は5ミリシーベルト/年、広島原爆症認定は、1ミリシーベルト/年で認められる。国のいっている20ミリ/年とか100ミリ/年は、とんでもない話。

・WBC、尿検査は、被曝があったという事実の証拠にはなる。3か月~6か月位の間隔で定期的に実施した方がいい。行動の記録なども残しておいた方がよい。広島長崎の場合、2,3歳で被爆した方が大人になってからでは思い出せないので、しっかり記録を残す必要がある。特に被曝初期の2週間~2か月くらいの記録は重要。記憶にあるうちに残すべし。子どものためにも子どもの行動記録を残すべし。

・被曝の影響を低減する、免疫力をたかめる手立て。一般人もガンのきっかけになる細胞は常に抱えている。それを抑える働きが体にはあって、それをガン免疫という。そのガン免疫をたかめるためには、充分な睡眠、休息、栄養バランス、適度な運動、ガンの遺伝子を活性化させる要素(タバコ、過剰なアルコール、食品添加物などなど)を避けること、減らすこと。

・人間のからだに必要があって取り込む天然の放射性核種は放射性カリウム、放射性炭素は必要があってとりこんでいるもの。セシウムは必要でなく余分なもので、処理に困るもの。それと一緒にするのはおかしいし、間違いである。

・症状が被曝が原因である根拠を示しにくいが、原因がストレスであるという根拠もない。

・被曝は少なければ少ない方が良い、それは誰も(どんな年齢でも)一緒です。

・リンパの症状をについて—出て消えて出て消えてを繰り返すしこりはまず心配ない。触った感じで、ころころとよく動くタイプのリンパ腺、皮膚とリンパ腺が離れている感じでよく動くタイプのものは心配ない。触ってあんまり動かないもの、奥の組織とくっついてる感じのものは、なにか病気の始まりの場合もあります。医者に説明する時は、医者が関心を持つように、たとえば「触った感じが動かないんです」とか「最近だんだん大きくなっているようです」とか、「数が増えた」とか、説明すると、関心持ってもらえると思います。甲状腺、リンパ腺などの内分泌系を専門にしている医者が少ないが、最近は超音波検査器などの技師さんで研究している方もいる。そういう方とのご縁があればよく診てもらえるはず。



youtubeの埋め込みがご覧いただけない方は、リンクをクリックしてご覧下さい。
講演会
http://goo.gl/Lhelw



健康相談会
http://goo.gl/Y4tEt






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12/4開催の
今中哲二氏講演会
「放射能汚染のリスクを自分で考える」報告

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丸森町 舘矢間まちづくりセンターに於いて
「放射能汚染のリスクを自分で考える」と題して
今中哲二氏の講演会がありました。
130部、用意していた講演会のレジュメがすぐに足りなくなるほどの盛況でした。

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 またNHKを始めとするメディアのカメラが何台も並び取材をしていました。

最後のまとめの方で、原発事故の後、国が「直ちに健康に影響は無い」と言ったことを受けて

予防原則
よくわからないことがあるとき、人々の健康を守るべき行政は、”影響がある”という姿勢で取り組むべきである。
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と話されました。

とにかく原発はやめにしよう!とも話されました。
質疑応答ではとにかく健康調査を広くやって記録を残し、
経年変化、放射腺の影響を強く受けたところとそうでないところの「比較」が
後年出来るように今やれる事をやっておくべき。
できるだけ多くのデータをとっておく必要性を強調されていました。

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チェルノブイリ原発事故が起きた後、周辺30km圏内の村や町が無くなり地域社会が消滅した。
私がずっと言い続けてきたこと。

講演会の後の質疑応答では予定した時間を超えて質問に答えていただきました。
その後、夕食会を兼ねた懇親会までお付き合いいただきました。

講演会の最後に司会の方が
「宮城県に放射能汚染は無いという講演会がいくつも開かれたけれど、
今日のこの会は、宮城県に放射能汚染はある、という大前提に立って講演会が行われた事自体にも意義があった。」
とまとめられていました。

インターネットで生中継をしていただいた”IWJ_MIYAGI“さんの録画を貼らせていただきます。

上記のUst録画の埋め込みが画面がみれない場合は下記からご覧下さい。
http://ustre.am/:1hnoe

<質疑応答の分>
埋め込み画面で動画が閲覧できない場合は、埋め込み枠上のリンクからご覧いただけます。
2つに分けてあります。
http://ow.ly/7U4gD



http://ow.ly/7U4nr





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吉田貞子さんからの報告です。
この講演会のレジュメは「5年後10年後 こどもたちが健やかに育つ会 せんだいみやぎ」サイトからダウンロードできます。
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「5年後、10年後・・・」主催の
セバスチアン・プフルークバイル博士(ドイツの物理学者・放射線防護協会会長)
オイゲン・アイヒホルン教授(数学者、日独平和フォーラム会長)の講演会に参加してきました。
気になったところを抜粋して紹介します。

アイヒホルン教授は、3月11日毎年実施している広島セミナーのため、来日中だった。
11日の号外が二回(地震と津波)発行されたが、すでに起きていた原発事故は書かれていなかった。チェルノブイリ事故時のドイツと同じような日本政府の発表だった。核の軍事的利用と平和的利用は境界がないことは、70年代アメリカでも実験実証しているし、今回の原発事故が平和利用出来ないことを改めては証明した。原発事故はどこにでも起きうること、ともに協力しよう。互いに情報交換し、政府などを待つのではなく、協力してやること。今原発を稼働しているのは人道に反していること。ドイツも日本も高度な技術国。原発に変わるエネルギーを開発するなど、一般市民の繋がりで、いろんなことができる、かえられる。できるという自信をもって進めよう!と。

プフルークバイル教授
チュエルブイリ以後、旧東・西ドイツ政府も、多くのドイツ国民への健康被害等の調査報告書をもっていたのに、IAEAは「健康被害はなかった」とウソの発表をした。西ベルリンでは、5年後10万人中98363人が循環器系の罹患率という非常に高い影響結果を筆頭に、事故後9カ月からダウン症の発症率の増加、女の子の出生率が減少(胚への影響か?)、死産率の大きな変化、小頭症の増加など、比較的低線量のドイツのデータにも出ている。これらのデータは是非我々のHPから情報を得てほしい。
また、旧東ドイツの農場で作られた汚染作物は、現地でも旧西ドイツでも誰も食べなくなって、代わりに旧東ドイツの学校給食のメニューに上がった。このような現象は、ドイツ独自でもなく日本独自でもなく国際的なもの。現在ドイツは食品の規制値を小児は4Bq/kg、大人は8Bq/kg。日本は異常に高い。この数字を下げさせるのは、みなさん一般市民の力だ。ドイツ国民は、チュエルのブイリ以後、核の「専門家」や「政治家」を信用しなくなり、子どもの命を守るためには自らが専門知識を取得しなければならないことがわかった。フクシマの後、この意識は200%上がった。現政府は原子力推進政策では次の選挙に勝利出来ないと恐れて2025年まで全ての原発を停止する政策に転換した。脱原発は合理的理由ではなく、国民の意思が多数になったからだ。

この後質疑の中で、ストロンチウムやプルトニウムも国に測定させるべきだ。給食に関しては、まずは汚染されているものを食べさせないという原則をもつことと、行政と別個に独自測定を考えるべきだ。食品測定機など、情報はいつでも連絡を取り合おう。医師とも繋がっていた方がよい。汚染物質を焼却することで、汚染を広げてきた事実がある。水蒸気中の放射能を除去するフィルターは今のところない。情報をしっかりもって、この場から離れるか、リスクをしっかり知ってできるだけリスクを低くするかを、個々が判断して生きていって欲しい。アメリシウムの2056年予想図でも、ほとんど減少していない。長く続く問題なので、緊張感をもち続けなくてはならない。などが語られた。

そして、チェルノブイリ時の旧ソ連が使用した「放射能恐怖症です」を、日本の教授が使用していることに苛立つ。
『真理を知らないやつはただの馬鹿者だ、だが真理を知りながらそれを虚偽というものは犯罪人だ』
とブレヒトの言葉で締めくくった。

この講演を聞く前に、何で今まで出たこともない「栗ご飯」や「カキ」が給食にでるのだろうと話していたのです。
内容は不安になることばかりでしたが、こっちの情報は何でも知らせるよ!一緒にやろうね!できる!変えれる!大丈夫!のメッセージがやさしくて、教会という場所柄もあり勇気りんりん、心洗われるようでした。

最近、ストロンチウムの測定結果についての質問をよくいただきます。マップの評価とか解説をいただける方、ご教示ください。




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先日ご案内した10/1のイベントの報告です。
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食品測定会は、申し込みが多数でした。
その中から、同じようなもので重ならないように
いろんな種類のものを計測していただきました。
この10/1に本格オープンの
福島市の市民放射能測定所(略してCRMS) から
上野さん、青木さん、清水さんにきていただき
LB200を使っての測定になりました。
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測定結果は、誤差も多いので、
とりあえず、今回は公表しない事にしますが、
やはり、果物と川魚類は若干高めでした。
以外に、塩蔵の山菜(2011春採取)も高く驚きました。

以下、測定についての沼倉さんからのリポートを紹介します。
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福島市民放射能測定所による出張「食品測定会」(測定機器:LB200)では、測定に関心のある約40名近くの市民が来場、白石市を中心に、玄米、根菜類、果物、葉物野菜、牛乳、生卵、豚肉、川魚、井戸水など18検体を測定。全体としては、じゃがいも、玉ねぎ、などは比較的低い値でしたが、果物などは高い値が出やすいこと、市販の牛乳や豚肉は低い値ですが、川魚は高い値が出ること、などの傾向が分かりました。
また、今回、測定に使用した「LB200」は、放射性セシウムだけでなく放射性のカリウムの放射線の値も一緒に検出するため、測定当日はカリウムを除いた数値も算出して掲示しておりましたが、後日、市民測定所から他の計算式で計算してしまったとの連絡が入ったこと、また、カリウムの算出方法は厳密には難しく、市民放射能測定所のホームページではカリウムを含んだ数値のみを公表しているとのことでした。

注)「カリウム」=天然に存在し、動植物にとって必須の物質ですが、その中に放射線を出す同位体・カリウム40をわずかに含む。

基本的に、「LB200」は高い値が出やすい機器のため、数値の見方としては、今回の「LB200」で測定した食材の測定値どうしの比較で、例えば、川魚は高い値がでるようだ、など、傾向をつかむには参考になりますが、他の測定器を使って県や自治体が公表している数値との「数値そのものの比較」は、正確には行えないことになります。
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測定希望でお持ちいただいたもので
残念ながら、できなかったものもあり
申し訳ないことでした。
12月には宮城県南部の大河原に
「みんなの放射線測定室」がオープン予定です。
場所がようやく決まりました。
期待は高そうです。

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測定結果の報告書です。数字はたぶん拡大しても見えません。


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向かいの図書室では、除去食など、被曝を減らしたり、被曝に負けない身体づくりのために、
お母さん達各自がしていることをシェアする
「ラディカフェ」を開催しました。
子ども連れの若い?(?つけたことに失礼!)お母さんが多く参加しました。
子どもを守ってあげられるのは「母の愛」です!

以下、担当の吉田貞子さん(白石)のレポートです。
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参加者は、0歳児から60代まで約30名。
佐藤円さんから、「放射能時代に生き抜くために、我が家でしていること」をお話しいただく。
その後、米のとぎ汁乳酸菌をつかった豆乳ヨーグルトの作り方と試食会。
福島市の大内果樹園さんの梨
(なんと1ベクレル限界値で測定して、放射性物質が不検出の梨です)
を使った酵母ジュース、
ひっぽの元気な味噌SOYAさんのみそ汁、
七ケ宿の白炭佐藤さんの炭パウダー入りクッキーと
「免疫力をあげる。体に取り込んだ放射能を外に出す」メニューもたくさん。
「酸っぱぁ〜い、美味しいー!、おかわり〜」
とおだやかで賑やかなティタイムを過ごしました。
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次のラディカフェは
10月8日(土)朝9時〜12時に大河原町金ヶ瀬公民館 調理室で開催です。
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そして夕方5時からは
代表の太田さんと事務局の沼倉さんが飛び込みで参加し
南相馬で収録してきた
あの児玉龍彦さんの講演録上映会でした。
上映後の意見交換も盛り上がり長時間になりました。

(児玉龍彦氏:東京大学先端科学技術研究センター教授・東京大学アイソトープセンター長。
2011/7/27の衆議院厚生労働委員会での「政府はいったい何をしているんですか!」発言で話題。)

以下、代表の太田さんのリポートです。
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今回の公演録は9/17に南相馬市で行われた講演会の録画でした。市議会議員さん達の研究会が主催したものだったので、どちらかというと政策提言的な内容が濃いものだったように思います。「民間活力による放射能除染について」というタイトルで行われた講演では放射性ヨウ素、セシウムの危険性から住宅、田畑、森林、高速道路の除染まで話は及びました。細かい記述はできませんが、印象に残ったこととして「除染は国の対応を待っていたのでは遅い、住民や自治体が自ら計画をたて、国はそのテコとして利用するものと、発想を変えなくてはいけない」「安全か、安全でないかを議論していても始まらない、事実についての議論が必要」「こうした国難のときに放射能問題に本気で取り組んでいる企業をきちんと見極め、評価することが重要」「信頼できる研究者かどうかはまず何の研究者か、自分の研究データに基づいて話をしているかが大事」などでした。

国会での「満身の怒り」を表明した姿とは全く違った、穏やかで被災地への深い思いを感じさせる講演でした。そして、こうした講演会を行政が主催して行い、児玉教授の提言に真摯に耳を傾けている点にわが県、自治体との大きな違いを感じました。放射能と真剣に向き合うことでしか住民の安心、信頼は得られないという意思表明だと思います。

上映会のあと質疑応答はできないので意見交換のような場をもうけました。長時間の上映のあとだったのですぐに終わるかと思いきや、活発に発言がでました。全てを紹介できませんが、最終的に「ただ文句を言っているだけでは何も変わらない、きちんとした声を行政に届け続けることが大事である」という結論に達したように思います。
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てんこもりのイベントでした。

参加のみなさんありがとうございました。
関わった方々お疲れさまでした。


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画像をクリックすると、案内チラシをダウンロードできます。

詳しい内容については添付ファイルのチラシをご覧いただきたいのですが、ご覧になれない方もいらっしゃると思いますので、概略について簡単に記させていただきます。
 
○ 児玉龍彦(東京大学アイソトープセンター長) 講演録上映会 
  「民間活力による放射能除染について」  収録 2011.9/17 南相馬市 
 日時 2011年10月1日(土) 午後5:00~ (2時間程度)
場所:白石市中央公民館2F視聴覚室
 
 「除染」とはなにか、なぜ「子どもと妊婦」なのか。チェルノブイリの実証研究をもとに解説。
放射能対策は楽観論、悲観論に陥ることなく、あくまで「事実」に基づいて対処することの必要性を力説

 ※ 入場無料ですが会場費捻出のためカンパ大歓迎です。
 
○ 食品測定会&ラディカルカフェ (同時開催)
 日時、場所: 上記と同日 中央公民館1F調理実習室にて 午後1:00~6時ころまで
 ・ 福島市民放射能測定所による出張「食品測定会」 (測定機器:LB200)
         測定のレクチャー、食品の測定、食品の危険性、福島の現状などのお話も聞けます。
         測定を希望する食品をお持ちください(測定料 2検体1000円) 1検体の測定に30分ほどかかります。
          測定は先着順です。持ち帰っての測定も可能なようですが、
          希望多数の場合測定できない場合もございますのでご了承ください。 
          まず測定の実際を見てみましょう!!
 
   ・ 「ラディカルカフェ」in白石 (午後2:30~2時間程度)
        米のとぎ汁乳酸菌、豆乳ヨーグルトのシェアなど、みんなで試食してみたり…、
        もっと気軽に放射能の話がしたい。食事って何に気を付けたらいいの?免疫力UPのための食事って?
        そんなことをお茶を飲みながら話せる楽しい場です。
        参加費300円、できるだけ事前に予約をお願いします。
       (連絡先:090-9631-7285 吉田貞子)
 
 
と盛りだくさんな内容になりました。事務局沼倉さん他担当の方ご苦労様です。 また佐藤光夫さんが素敵なチラシを作って下さいました。 添付してありますので周りの方にも是非お声がけいただければ幸いです。 たくさんの方のご参加お待ちしております。 
 
ご不明な点はお問い合わせください。(090-7402-4478 沼倉   0224-76-2015 soya@k2.dion.ne.jp 太田 ) 


2011/8/1
森の映画社★札幌編集室/ 原発震災ニューズリール「福島の子どもを守れ上映キャンペーン~ 第2 弾」
放射能時代を生き抜くために/映画上映会in 白石のご案内8/1
○「低線量被曝とは」今中 哲二さんインタビュー
○「汚染の中で生きる- チェルノブイリから学ぶこと-」河田 昌東さんインタビュー
画像をクリックするとチラシのデータをダウンロードできます。
8/1joueikai
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