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Author:kodomomiyagi
放射能に向き合って生きていくことを余儀なくされた私達。宮城県南部で、この放射能時代を生き抜くために、ゆるやかにネットワークができました。
代表は味噌づくりのシゲさん、サイト管理は炭やきのミツオ、いずれもヒゲクマですが、味噌、炭、いずれも放射能時代を生き抜くためには大切なもの…。「風の谷のナウシカ」ならぬ、「味噌の谷のシゲ」と「炭の谷のミツ」です。よろしく!

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●大河原の給食事情について(きんじょすくいの会サイト投稿転載)

大河原の給食事情について
きんじょすくいの会のサイトの投稿を転載します。
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先日「給食についての懇談会」を申込し、役場にて話し合いの場を設けてもらいました。

【参加者】スマイルネットワーク@大河原9名

【対応】栄養士さんら5名

注:しっかりと録音したわけではなく、メモからの書き起こしなので参考程度にご覧ください。

☆仕入れ先・メニューについて

・基本的には町内業者中心、登録制で契約を結んでいる
・震災直後は食品の確保が大変だったが17都県以外の産地をお願いしていた。
・魚は震災前にとれたもの(給食で使用するのはほとんど冷凍もの)
・保育所は生魚を仕入れもするが太平洋側で水揚げされたものはのぞいている。
・外国産の魚を使用。(測定もしたことあり。ノルウェー産赤魚→ND)
・牛肉はほとんど使用しない(価格の問題)
・豚肉は町内業者より購入(測定→ND)
・生食は小学校給食では出ない。
・備蓄米をずっと使用していたが、2/26より23年度の新米を出している。
・米は岩沼の卸業者から購入。県内産ひとめぼれ。地区までの産地分からず。
・春になってタケノコを給食に出すか?の問いには小学校「見合わせるかもしれないし、もし使うにしても地場産だけでは数が足りないし、九州産などの水煮を使うと思う。」、保育所「旬のものを食べさせたいので地場産を使う。でも測定してから」
・6月に大河原産の梅から20bq検出されていたが、給食で「梅ジャム」が出されたことに関しては発表される前に出してしまったとのこと。

☆牛乳について

・大河原町は山田牛乳。1年ごとに契約更新。
・2週間毎に検査結果をもらっている。(仙南クーラーステーション)
・12月に22bq検出されているのも知っている。(その後、37bq検出されていたことを直接山田乳業さんに確認したメンバーがいた。しかしその後企業努力により?検出値は下がっている)
・角田市で牛乳を止めている児童に返金があったのに大河原はないのか?の問いには「大河原町では牛乳までセット扱いでまとめてコスト管理しており、牛乳だけ分けていないので返金できない」
・上記理由で牛乳だけ止めることも出来ない。
・牛乳の持ち帰りもNG。給食センターに返品は可。
・保育所は給食費もらっていないので返金対象ではない。

☆測定について

大河原町では2台所有

日立アロカのCAN-OSP-NAIとアメリカ製CAPTUS3000A

・日立アロカの方は限界値30bqだから給食の測定はキャプタスの方を使用。20分測定で限界値10bq。
・前日に入った食材を測定中
・魚、肉は当日朝に入るため測定できない
・月曜日だけ1食分まとめて測定。牛乳もまぜて。
・丸森町は毎食、食前に測定しているが大河原はなぜできないのか?の問いには
「丸森町は配達範囲が広いため10時が仕上がり時間、大河原は12時に仕上がるので食前検査はむずかしい」
(それぐらい熱々の状態で提供している)
・測定して50bq超えたらその食材は除外する(まだ例はない)
・全量検査してもし高い数値が検出されてもどの食材か個別に調査はできない。(食中毒検査ように残している食材はあるが量が少ない)

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測定も始まったばかりで、まだ手探り状態ですべてがこれからという感じを受けました。

それでも今までも色々考えてくれて仕入れやメニュー作成をしてくれていたと分かったり有意義な話し合いができました。和やかに私達の話を聞いてくれ、誠意ある回答をしてくれました。
このような対応に感謝します。

さて、大河原産のほうれん草から56bqという発表が4月はじめにありました。
今までの様々な機関から公表されている測定でもほとんど葉物野菜から検出されていないのになぜ?
そしてその数日後に福島産のほうれん草から520bqというニュースも飛び込んできました。

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↓転記↓

福島県は11日、福島市の露地栽培のホウレンソウから、国の食品規制値(1キロ・グラムあたり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。
ホウレンソウは福島市内の直売所に出荷されており、県は回収を呼びかけるとともに、福島市に対し、出荷自粛を要請した。
県によると、福島市の農家で6日に収穫されたホウレンソウから1キロ・グラム当たり520ベクレルの放射性セシウムが検出された。ホウレンソウは3月26日~4月6日に、計21キロ・グラムが農産物販売所に出荷された。
ホウレンソウ栽培で使う保温用ポリフィルムは、昨年3月の原発事故以降同じものが使用されており、1キロ・グラム当たり31万ベクレルと高濃度の放射性セシウムが検出された。県は保温材から放射性物質が付着した可能性が高いとみている。

(2012年4月11日21時14分 読売新聞)

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大河原産のほうれん草もどのような理由で検出されたのか、原因究明・追跡調査をしっかりと行なってほしいです。それが風評をなくすことであり、生産者を守ることになると思います。
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●(参考)須賀川市の学校給食の放射能対策

「いるかちゃん ~ 子どもを守れ@福島市」
 というブログで、須賀川市の英断と思える
学校給食の放射能対策の情報が掲載されていましたので
ご案内します。
それぞれの自治体でも、同様の動き、基準を持っていただきたいものです。
ただ、測定時間が20分なので、そこはちょっと気になりますが…。
参考にされて下さい。(子どもみやぎサイト管理人)

転載ここからーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

応援!!学校給食用食材の放射性物質測定と基準値設定について (福島県須賀川市)

学校給食用食材の放射性物質測定と基準値設定について
食材 10ベクレル/kg
飲料水 5ベクレル/kg
牛乳・乳製品 5ベクレル/kg

を基準値とします。

平成23年12月 市長記者会見|須賀川市

下記からダウンロードできます。
Ⅲ 学校給食用食材の放射性物質測定と基準値設定について(須賀川市学校教育課)(PDF)

sukagawa_1sukagawa_2

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー転載ここまで。

●学校給食情報(松本市)

学校給食の測定情報続報です。
菅谷昭さんが市長をしている松本市で
給食材料の測定が始まったようです。
参考まで。

中日新聞10/4
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20111004/CK2011100402000118.html


「松本市、学校給食で放射線測定 ウクライナ基準を採用」

東京電力福島第一原発事故の影響で農作物が放射性物質に汚染された可能性があるとして、松本市教育委員会は3日、市内4カ所の学校給食センターで、給食用食材の放射性物質の測定を始めた。給食用食材の検査は県内の自治体で初めて。当面の間、汚染が懸念される地域の農作物を対象に毎日測定する。
◆県内自治体で初、当面は毎日測定
納品時に食材の一部を対象に実施する。「サーベイメーター」と呼ばれる放射線測定機を食材に当てて計測。東北や北関東などの農作物が対象で、西日本産や食材の8割を占める県内産は検査しない。
食品を対象にした国の暫定基準値は1キロ当たり500ベクレルだが、松本市教委はチェルノブイリ原発事故の汚染地となったウクライナの基準である1キロ当たり40ベクレルを採用した。
 この日は午前7時すぎから、西部(野溝西)、東部(原)、梓川(梓川梓)、波田(波田)の4カ所の学校給食センターで一斉に検査。 市内の小、中学校38校、約1万9900人分の食材をチェックした。

このうち、東部学校給食センターでは、センターの担当者が測定機で群馬産のキュウリ1箱を調べた。異常な数値は確認できなかったため、給食用として使うことを決めた。
学校給食課の担当者は「給食で使用される食材の産地を市のホームページで公表しているが、保護者から放射能汚染を懸念する声があった。子どもの安全安心のために検査を続けていきたい」と話している。 

●静岡浜松市の学校給食の要望書がすごい!

静岡浜松市の
「子どもの給食を守る会:浜松」さんが
浜松市教育委員会宛提出した
「学校給食の安全性改善のための要望書」がすごいので
参考になればと思い、pdfをアップします。

説得力のあるすばらしい要望書ですが、
それと同時に大切だなあと思うのは
安全性を求める多くの保護者の声だと思います。
そのためにも仲間づくりをひろげていかないと
などと強く思うこの頃です.
具体的なアクション、そのための有効な資料とともに
仲間づくりも広めることができたらいいですね。

pdfは4.8MBとちょっと重いです。
「学校給食の安全性改善のための要望書」(子どもの給食を守る会浜松)
hamamatsu